長野県諏訪市の(株)スワヨコイ(横井会長)様のご好意により、平成10年11月10日に特許申請をした、ニットリンキングにおける刺し目改良による効率化(スピード化)と、不良率低減の為の編立方法及びリンキング上の注意事項等が書かれた資料をニット業界の皆様のお役に立てればという事で、資料をご提供いただきました。
もし宜しければ、各ニットメーカーの皆様で参考にして頂き、ご自由にお使い下さいとの事でございます。(特許使用料は不要です)
また、正しい作業方法を詳しくお伝えするために、ご希望があればニット組合等の集まりや、業界組織での研修会等の開催もして頂けるとの事です。
まずは、添付資料に大まかな詳細を明記させて頂きますので、ご一読ください。
【編立上の注意事項】
①捨て糸は刺し目の次のコースから、捨て糸取りが一工程で済む。
②捨て糸は無彩色の明るい色を使用。
③捨て糸等の切り替えた糸の始末は、編立て直後に行う。
(1×1の衿、袋編みの衿・2×1以上の衿)
捨て糸は1.5cm、編み出し糸始末、刺し目保全、縮絨の為
④刺し目の大きさは、使用するリンキングのゲージに合わせる。
⑤二目ゴム編み以上のパーツは、移し替えた後、ローラー掛けをする。
移しをしない刺し目がある。表と裏の刺し目を替えても良く、刺し目より少し大きくローラー掛けをする。一目ゴム編みに移し替えでも良い。
⑥移し可能な編機が必要
【リンキング上の注意事項】
①リンキングは、刺し目の表目をコントロールをする。刺し目の形状を利用。
②刺し目が斜行している補助布は、1×1ゴム編みにする。
③従来の技術でフラット又は、ダイヤルリンキングでの作業が可能。
他 リンキング縫始めの強度の利用
カール編みのリンキング処理
本縫い加工のリンキング化
特許の明細 提出日平成10年11月10日 整理番号=P98-001-SY
発明の名称 リンキング部の編地構造及びニット製品の製造方法
添付資料参照 リンキング部の編地構造及びニット製品の製造方法.pdf