WSダスリー(Ws Dasry・WS30)の海外需要が急増しております。
何故なら、
WSダスリーは、品質・風合い・生産性が非常に優れているからです。
なお、14~18ゲージのニット製品で、他社商品の場合、斜行してしまう事故が多いのに対し、WSダスリーは全く斜行しないので、とても安心だからです。
ここで、WSダスリー(Ws Dasry・WS30)と他のストレッチ糸の違いについて説明させていただきます。
・WSダスリーは、世界のニット(セーター)用ストレッチ糸の中で、最も優れた性能を持つ、ローパワーストレッチ糸(カバーリング糸)で、
唯一、ダブルカバーリング(芯のポリウレタンにS・ZでナイロンをWカバーリング)された糸です。
10ゲージ以上のニット全面及び部分編込み用に最適でお勧めなストレッチ糸です。
では、他製品と大きく何が違うのか。
①編地が斜行しないから安心です。
※シングルカバーリングの糸は、トルク(撚り)が発生するので、ハイゲージや表素材の番手が細いと編地が斜行してしまいます。
②ニット用ストレッチ糸の中では、最も細く目立たず、熱セット後の縮率が少なく、目付が掛からないので編地が最も薄く仕上がります。
③細くて目立たないので、生成(c/#3050)で多くの淡色に使用が可能です。
④Wカバーリングなので目ムキ(芯糸のチラつき)が出ません。
※シングルカバーリングの糸は、編地を引っ張るとチラつきが出ます。
⑤編地を引っ張ってもテカテカ光りません。
※15d×30d等のクリアー主体による低コスト品は、編地を引っ張るとテカテカ光ります。
⑥番手が最も細いので色合わせがアバウトでも目立たず、色数が305色あるので、ピタリと色が合い安心です。
また、糸の表面が滑らかでトルクが無く、生産時の不良率が少なく、編目が最も綺麗に仕上がり、主素材の風合いを最大限に生かします。
⑦WSダスリー単体(ゾッキ)で編んだ商品も評価が高く、非常に好評です。
⑧価格が高いと感じる方もいらっしゃると思いますが、実は、シングルカバーリングの20d×70d(相場@4500~5000/kg)や15d×30d・20d×30d(相場@7500~10500/kg)とあまりコストは変わりません。(トータルでは安い場合もあります。)
※細さ(長さ)・縮率が違うためです。20d×70dに比べ、約2.5分の1の太さ※イコール2.5倍の糸長があります。
例えば、同じ製品を編んだ時
従来の20d×70dを全面に編込んだ場合、約60gの目付が掛かります。
また、20d×30dですと、約30gの目付が掛かります。
しかし、WSダスリーならば、20~24g程度で足りるのです。
また、熱セット後の縮み(縮率)が少ないので、ストレッチ糸の使用量は勿論、主素材の使用量・編立時間・不良率が他商品と比べて、大幅に削減でき、トータルで生産性が上がり、コストダウンに繋がります。
以上がWSダスリーの利点になります。
最後に、WSダスリーと各ストレッチ糸の比較画像です。
緩和状態・緊張状態をマイクロスコープで撮影いたしました。
一番上 WSダスリー(ダブルカバーリング)
真ん中 20d×30d(シングルカバーリング)
一番下 20d×70d(シングルカバーリング)です。
是非、ご参考にしてください。
※類似のシングルカバーリング品にはご注意ください。(製法及び性能が全く違います。)
※その他、ニット用ストレッチ糸の事なら、何でも気軽に相談ください。
※SKB-300の特徴と用法につきましては、再度、別に掲載させていただきます。